パンプス問題は働く女性の課題

働く女性の課題として、近年ではパンプスの着用を強いられていることが挙げられます。パンプスを長時間履かなければならないことに対して、多くの女性が苦痛を感じているのです。業界別で見ると、航空会社のキャビンアテンダントやホテルのフロントは、ヒールの高さまで指定されることもあり、身だしなみに関する規定が厳しい傾向にあります。また、銀行や保険会社はヒールの高さに関する規定はないものの、パンプスを義務付けているケースが多いようです。
接客業以外の営業職では、資料やパソコンなど重い荷物を抱えて長時間歩くことが多いため、靴ずれや水ぶくれができてツイッターで苦痛の声を上げる様子も見受けられます。そこでこの現状に疑問を感じ、ハイヒールからの解放を訴える運動がネットを中心に広がり始め、最終的にメディアでも取り上げられるようになりました。中には上司に直接悩みを打ち明けて解決に至った女性もいますが、苦痛を個人で訴えていくには限界があります。
つまりこの課題を解決するには、社会全体の風潮を変える必要があるのです。この運動を受けて、接客時以外はヒールのない靴を認める企業も出てきました。また、ヒールの高さに関しては社内ルールの規定ではなく、モデルケースとしての推奨レベルに変えた企業もあります。動き回るには機能的でないパンプスを強要するのは、働く女性の立場や行動を制限することになり兼ねないと、多くの企業が気付き始めているのです。